2013年4月28日日曜日

RTL-SDR(RaspberryPiサーバ 自動起動設定)

RTL-SDR(RaspberryPiサーバ 自動起動設定)


<概要>

今回は、RaspberryPiの電源投入時に自動でRTL-SDRを起動できるようにします。
自動起動のための設定方法は、
Computer Radio RF Tech 2012/12/13の記事で紹介されています。
http://ttrftech.tumblr.com/post/37834957647/raspberry-pi-remote-rtl2832u-sdr-server-and-rtl-tcp

この記事を元に作業します。

<起動スクリプトファイルの準備>

Computer Radio RF Tech 2012/12/13のweb
http://ttrftech.tumblr.com/post/37834957647/raspberry-pi-remote-rtl2832u-sdr-server-and-rtl-tcp
このWebから起動スクリプトをコピーして、WinSCPでRaspberryPiに新規ファイルとして保存します。





<起動スクリプトインストール>


TeraTermを起動して、以下の操作を行います。
1. 保存した起動スクリプトファイル(rtl_tcp.rc)をRaspberryPiの “/etc/init.d/”フォルダに”rtl_tcp”という名前でファイルをコピーする。
コマンド: ‘$ sudo cp rtl_tcp.rc /etc/init.d/rtl_tcp’

補足:
スクリプトファイルで使用される改行コードはWindows、Mac、liunxで違っています。もしこのOS間でファイルをコピーした場合には、改行コードの違いが原因で、ファイルの実行で不具合が出る場合があります。もし、以下の“3”での実行がうまくいかない場合は、改行コードの問題を疑ってみてください。
参考web:
http://blog.livedoor.jp/akf0/archives/51600360.html
検索キーワード:”linux 改行“ で検索すると関連の情報が出てきます。


2. “1”でコピーしたファイル(rtl_tcp)のパーミッション(ファイルの実行権限)を変更して、誰でもファイルを実行できるようにする。
コマンド: ‘’$ sudo chmod a+x /etc/init.d/rtl_tcp’

3. rtl_tcpファイルを元にRaspberryPiに起動条件を設定する
コマンド: ‘$ sudo insserv /etc/init.d/rtl_tcp’

補足1:
RaspberryPiで使用しているlinuxはDebianですが、起動スクリプトの設定の仕方がDebianのVer6から’update-rc.d’から’insserv’を使う方法に変更されています。







一度RaspberryPiの電源を落として、再起動させます。起動後にSDR#からTCP接続でRaspberryPiから受信動作できれば、設定完了です。


<その他>

1.Liunxの起動スクリプトに関する情報

Symfowareについての考察blog
http://symfoware.blog68.fc2.com/blog-entry-840.html

Debian Wiki
http://wiki.debian.org/LSBInitScripts

2.改行コードに関する情報
http://blog.livedoor.jp/akf0/archives/51600360.html
Windowsの改行コード”CR LF”をLinuxの”LF”に変換する
$ tr –d ‘\r’ < 変換元filename >  変換先filename
(上記の”<” ,”>”もそのまま打ち込む)

改行結果の確認方法
$ od –c filename
この結果表示されるデータで’\r\n’ が’\n’となっていれば良い。

2013年4月25日木曜日

RTL-SDR(RaspberryPiサーバ ファイル転送ツール”Win SCP”セットアップとRTL-SDRのインストール)

RTL-SDR(RaspberryPiサーバ ファイル転送ツール”Win SCP”セットアップとRTL-SDRのインストール)


<概要>

RTL-SDRのインストールでは、スクリプトファイルというインストール手順を記述したファイルを用意する必要があります。このファイルを作成するには、Linuxに用意されているエディタ(vi)で編集すればよいのですが、コマンドラインでの操作で、使い勝手があまりよくありません。そこで、PC(Windows)とRaspberryPiとの間でファイル転送やファイル作成を行うツール(WinSCP)をインストールして、このツールでファイル作成を行います。

ファイル作成した後の、操作はTeraTermで行います。

<Win SCPのインストールと操作方法>

Win SCPを次のWebからダウンロードして、インストールを行ってください。
http://winscp.net/eng/download.php

使い方は、検索で”Win SCP”で検索するといくつか出てきます。
http://www.netfdh.com/appea1v3winscp.html

<RTL-SDRのスクリプトファイルの用意>
WinSCPを起動させてRaspberryPiと接続設定して、“フォルダ”画面を出します。
以下、下図のように、コピー元Webからスクリプトファイルをコピーして、WinSCPのエディタ画面にペーストして保存します。
コピー元Webは、 Welcome to JA5FNX7x Place  2013/01/11記事にあります。
http://bun.dokidoki.ne.jp/xoops/modules/weblog/index.php?user_id=0&cat_id=12




<RTL-SDRのインストール>

RaspberryPiのフォルダにスクリプトファイルが保存されたことを確認したら、TeraTermで、このスクリプトファイルを実行します。


 

<RTL-SDRの動作確認>

全ての動作が終わったことを確認したら、動作確認をします。
Tera Termの画面でRaspberryPiのコマンドプロンプトが出ていることを確認して”sudo rtl_test”と入力してenterを押します。そうするとドングルの情報が出力されます。
“rtl_test”のコマンドから抜けるには、ctrl + c の同時押しをすれば戻ります。




ここまでの動作が出来れば、RTL-SDRのインストールは正常に行われたことがわかります。

RTL-SDRを実行するには、”sudo rtl_tcp –a 0.0.0.0” と入力してenterキーを押します。
受信はPC側から”SDR Sharp” を起動させてRaspberryPiからのRTL-SDRデータを受信します。










2013年4月24日水曜日

RTL-SDR(RaspberryPiサーバ LAN接続(SSH)動作確認)

RTL-SDR(RaspberryPiサーバ LAN接続(SSH)動作確認)


<概要>

RasbperryPiのLAN接続(SSH)による動作確認を行います。
PC側にはターミナルソフトであるTeraTermを使用します。

<RaspberryPiをLANに接続してIPアドレスを確認する>

PCとRaspberryPiはルータ経由でLANに接続します。パソコンとRaspberryPiとの通信にはRaspberryPiに割り当てられたIPアドレスを知る必要が有ります。
IPアドレスを確認するツールに”NetEnum”があります。
ベクターのダウンロードサイト
http://www.vector.co.jp/soft/dl/winnt/net/se312004.html

ここからダウンロードして、解凍しておきます。解凍して出てくる”NetEnum.exe”をダブルクリックするとツールが起動します。RaspberryPiをLANに接続する前と接続した後でIPアドレスを検索して、増えたIPアドレスがRaspbberyPiのIPアドレスと分かります。
NetEnumの使い方は次の図を参照してください。





<ターミナルソフトTeraTermを使ってのPCとRaspberryPiとの接続>


PCとRaspberryPiとの通信には、ターミナルソフトのTeraTermを使用します。
下記のサイトからダウンロードして、インストールしてください。
ベクターのダウンロードサイト
http://www.vector.co.jp/soft/dl/win95/net/se320973.html

RaspberryPiをLANに接続して、電源を入れ基板上のLAN通信関係のLEDが点灯していることを確認します。
その上でTeraTermを起動して、RaspberryPiと接続します。操作方法は次の図を参照してください。



画面にRaspberryPiからのコマンドプロンプトが出たら、接続成功です。ここで、Linuxのコマンドを打ち込めば、応答します。
Linuxのコマンドは
IT Pro Linuxコマンド集
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20060224/230573/
などを参照してください。

例えば、
pi@raspberrypi ~ $ ls [enter]
(“$”より右側の “ls”を入力してenterキーを押す)
とRaspberryPiの フォルダやファイル名が表示されます。

これで、PCとRaspberryPiとの接続確認は完了です。
RaspberryPiの電源を落とす場合には、そのまま電源を落としてもかまいません。気になるようでしたらコマンド”poweroff” でシャットダウンしてください。

2013年4月23日火曜日

RTL-SDR(RaspberryPiサーバ RaspberryPiセットアップ)

RTL-SDR(RaspberryPiサーバ RaspberryPiセットアップ)


<概要>

RaspberryPiはSDカードにOS(Linux)を格納して動作させます。SDカードへのデータの書き込みはPC(Windows)で行います。

RaspberryPiはPCのように、キーボード、マウス、ディスプレイを接続して、動作させることが出来ますが、これらの機材を占有するため、LAN経由(SSH接続)でPCから操作することにします。ただし、最初の設定ではLAN経由で操作できないので、単体動作で設定します。

参考web
RaspberryPi Quick start guide:
http://www.raspberrypi.org/wp-content/uploads/2012/12/quick-start-guide-v1.1.pdf

lifehacker:
http://www.lifehacker.jp/2013/02/130226raspberry_pi_guide.html

Today7s Sky: 2013/01/08記事
http://blog.ja8175.com/archives/date/2013/01/08



<データのダウンロード>

RaspberryPiのDownloadサイト(2013/04/21現在)
http://www.raspberrypi.org/downloads

このサイトから、SDカードへのディスクイメージの読み書きを行うWindows用ツール(Win32DiskImager)とOSのイメージファイル(LinuxのDebianの派生OSとなるRaspbianの”wheezy”)をダウンロードします。wheezyのファイルは500Mbyteと大きいのでダウンロードに時間がかかります。







ダウンロードしたファイルを適当なフォルダに入れて解凍します。この時、フォルダ名に日本語を入れず半角英数字の8文字のフォルダ名にしてください。日本語が入っていると、ツールが正常に動作しません。私の場合は、「C:\razpberry」というフォルダを作成してその中で解凍しました。




<SDカードへのディスクイメージのコピー>

Win32DiskImager.exeをダブルクリックして起動させます。ツールの使い方は次の図にまとめます。




<RaspberryPiの初期設定>

ディスクイメージを書き込んだSDカードをRaspberryPiに挿入し、USBキーボード、HDMIケーブル経由でディスプレイに接続して、microUSB経由で電源供給してRaspberryPiを起動させます。起動動作画面が出た後で、セットアップ画面が出ます。
ここでの操作は、
Today’s Sky 2013/01/08記事(http://blog.ja8175.com/archives/date/2013/01/08)
を参考にすると良いです。

初期設定で必要なのは、
change_pass
(起動時のパスワードを変更)
ssh
(LAN接続でのSSH通信を可能にする)
update
(OSのアップデート)
の3つです。
操作はキーボードの矢印キーとEnterキーで行います。

sshをenable(有効)にすると、次回からは、PCからLAN経由で操作できるようになります。この次のRTL-SDRの設定は、LAN経由で操作して行きます。

<初期設定したSDのディスクイメージの保存>

この後、RTL-SDRのインストールなどを行いますが、操作に失敗して、初期化しなおす場合を考えて、今時点のSDのディスクイメージを保管しておきます。これにもSDカードへのディスクイメージの書き込みで使用した、Win32DiskImagerで行います。
書き込みで使用したディスクイメージファイルのファイル名を変更しておき、そのファイルを選択して、”Read”ボタンを押すとSDカードからディスクイメージファイルに保管されます。

2013年4月22日月曜日

RTL-SDR(RaspberryPiサーバ RaspberryPi関係の機材準備)

RTL-SDR(RaspberryPiサーバ RaspberryPi関係の機材準備)


<概要>

RaspberryPiの操作では、最初の設定では、RaspberryPiにUSBキーボードとディスプレイを接続して行いますが、その後の操作はPC(Windows)からLAN経由(SSH接続)で行います。このため、USBキーボードとディスプレイ接続用のHDMIケーブルは、他の機材で使用しているものを一時流用すればよいです。

RaspberryPi Quick start guide:
http://www.raspberrypi.org/wp-content/uploads/2012/12/quick-start-guide-v1.1.pdf

lifehacker (Raspberry Pi初心者のためのOS別セットアップガイド)
http://www.lifehacker.jp/2013/02/130226raspberry_pi_guide.html

<必要機材>


RaspberryPi(Type B)

RSオンライン:
http://jp.rs-online.com/web/c/?searchTerm=Raspberry+Pi&searchType=Brand

RaspberryPiにはTypeAとTypeBが有ります。TypeBを選択してください。
(TypeAにはLANケーブル接続のモジュラージャックが無いのでLAN接続できません)

販売元のRSコンポーネンツの通販サイトの構成は分かりにくいです。下記の画像を参考にしてください。
(私が購入したときは、3/20注文で4/12に到着しました)






SDカード(2Gbyte以上)
SDカードにOSのディスクイメージをコピーして使用します。このディスクイメージが2Gbyteで作成されているので、2Gbyte以上のSDカードを用意します。SDカードに愛称があるので、webで確認しておくと良いでしょう。
SDカード相性一覧:http://elinux.org/RPi_SD_cards

http://www.raspberrypi.org/wp-content/uploads/2012/12/quick-start-guide-v1.1.pdf
この資料では、4Gbyte以上 class4を指示していますが、2Gbyteのものも使用できました。手持ちがあれば、2Gbyteを、購入するなら4Gbyte以上を選択すればよいでしょう。


USBキーボード

http://www.amazon.co.jp/iBUFFALO-%E3%83%95%E3%83%AB%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89-USB%E6%8E%A5%E7%B6%9A-Wii%E3%80%91%E5%8B%95%E4%BD%9C%E7%A2%BA%E8%AA%8D%E6%B8%88-BSKBU02BK/dp/B001HHJUJW/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1366526405&sr=8-1&keywords=USB%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%BC%E3%83%89

RaspberryPiの最初の初期設定のみに使用するので、普段PCで使用しているものがあればそれを流用すればよいです。

HDMIケーブル or コンポジットケーブル
これもRaspberryPiの初期設定でのみ使用します。他の器具で使用しているものを一時流用すればよいです。

USB A/MicroUSB変換ケーブル

http://www.amazon.co.jp/PLANEX-Xperia-MicroUSB%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB-%E3%83%91%E3%82%BD%E3%82%B3%E3%83%B3%E6%8E%A5%E7%B6%9A%E5%88%87%E6%9B%BF%E3%82%B9%E3%82%A4%E3%83%83%E3%83%81%E4%BB%98-BN-XPERIASB/dp/B0040GJXYY/ref=sr_1_12?s=computers&ie=UTF8&qid=1366528293&sr=1-12&keywords=%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%82%AF%E3%83%ADusb%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB

RaspberryPiへの電源供給はMicroUSBコネクタから行います。このためのケーブルです。

USB電源
http://www.amazon.co.jp/%E3%80%8C%E5%85%85%E9%9B%BB%E4%B8%87%E8%83%BD%E3%80%8D2%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88USB%E5%85%85%E9%9B%BB%E5%99%A8%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF-iPhone5-SoftBank-%E5%85%A8%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%88%E5%90%88%E8%A8%881A-PL-WUCHG01-B/dp/B002RL959W/ref=pd_cp_e_3

RaspberryPiへの電源供給用です。給電能力は1[A]以上のものを選択してください。

LANケーブル

http://www.amazon.co.jp/ELECOM-LAN%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB-CAT6%E6%BA%96%E6%8B%A0-Gigabit-LD-GPY/dp/B001BY5BRG/ref=sr_1_7?s=electronics&ie=UTF8&qid=1366528587&sr=1-7&keywords=LAN%E3%82%B1%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%AB

自分の都合に合わせたケーブル長を選択してください。

2013年4月21日日曜日

RTL-SDR(RaspberryPiサーバ 概要)

RTL-SDR(RaspberryPiサーバ 概要)


<概要>

RaspberryPiにRTL2832Uドングルを接続してRTL-SDRサーバにする事例が紹介されています。
Computer Radio RF Tech  2012/11/29,12/14記事
http://ttrftech.tumblr.com/archive

Welcome to JA5FNX’sPlace 2013/01/17記事
http://bun.dokidoki.ne.jp/xoops/modules/weblog/index.php?user_id=0&cat_id=12

RaspberryPi にはLinuxをインストールして使用しますので、Linuxに慣れていないと使えるようにするまでに苦労します。ここでは、Linuxを扱っていない方ででも作業できるようにWebの情報を整理して紹介します。

作業手順ですが、
1.RaspberryPi関係の機材準備
2.RaspberryPiのセットアップ
3.RTL-SDRのセットアップ
4.RTL-SDRの自動起動設定
に別けて説明していきます。


2013年4月7日日曜日

RTL-SDR (SDR#のインストールとFM放送波の受信確認)

RTL-SDR (SDR#のインストールとFM放送波の受信確認)


<概要>

SDRツールのSDR#をインストールして、FM放送波を受信してみます。

<使用機材>


OS:WIndowsXP home Edition SP3
1セグチューナドングル:DVB-T+DAB+FM




<SDR#のインストール>

SDR#のWebから、インストールファイルをダウンロードします。
http://sdrsharp.com/index.php/downloads


補足:
ドライバや、SDR#のインストールに関する解説Web 
http://www.rtlsdr.org/softwarewindows


SDR#のWebから、”Downloads”ボタンを押して、ページを移動します。
移動したページの”Important note for RTL-SDR users”の項目にある、”sdr-install.zip”をダウンロードします。

ダウンロードしたファイルを解凍してできる”install.bat”を起動します。そうすると、”sdrsharp”フォルダが作成され、その中に、必要なファイルが設定されます。この時、自動で、ファイルのダウンロードが行われるので、インターネットへの接続ができる環境が必要になります。





インストールで出来た”sdrsharp”フォルダが、日本語を使ったフォルダ名の下にあると、実行時に不具合を起こす可能性がるので、”C:\”に移動させておきます。(C:\sdrsharp となる)




<1セグチューナドングルのドライバインストール>

1セグチューナドングルをUSBに接続します。そうすると“新しいハードウエアの検出ウイザード”が開くので、“キャンセル”して閉じます。”DVB-T+DAB+FM”のドングルは、この画面が2回出るので、すべてキャンセルで閉じます。
補足:
この画面が出たままでは、この後のSDR用ドライバのインストールが出来ないので注意してください。




“sdrsharp”フォルダ内にある”zadig.exe”を起動します。
Deviceの
 “Bulk-In,Interface(Interface0)”
 “Bulk-In,Interface(Interface1)”
の2つのデバイスに対して、
Traget: WinUSB(v6.1.7600.16385)
になっていることを確認して”Install Driver”ボタンを押してインストールします。





ドライバインストール前後のデバイスマネージャの内容は次のようになります。



<SDR#の起動・動作確認>

今回使用した、1セグチューナドングル(DVB-T+DAB+FM)の受信可能範囲は、24 – 1766[MHz]になります。動作確認では、放送波を受信するのが良いでしょう。この範囲の放送波になるFM放送の82.5[MHz]を受信してみます。

“sdrsharp”フォルダ内にある”SDRSharp.exe”を起動します。
起動した窓の右上で、”RTL-SDR / USB”を選択します。
“Cofigure”ボタンを押して新たに表示される窓で、”RF Gain”を右側に移動さておきます。(とりあえずは適当な値にして、受信して調整していきます)






受信周波数の設定:
左上にある数字、の各桁の上部を左クリックすると+1、下部を左クリックすると-1
ここでは、”82.500.000”と設定します。
受信形式の設定:
左側にある”Radio”の中にある”WFM”を選択します。

この後、”Play”ボタンを押して受信を開始します。
パソコンからの音声の大きさは、”Audio”の中にある、”AF Gain”を調整します。









2013年4月6日土曜日

RTL-SDR (1セグチューナドングルのドライバインストール)

<履歴>

130407:
 4/7の記事で、SDR#の記事でもドングルのドライバインストールを行っています。
SDR#を使う場合は、ここのドライバインストールの記事は無視して、4/7の記事で作業してください。もしそれで、受信がうまくいかない場合は、こちらの記事で作業してみてください。
     

<概要>

USB接続の1ワンセグチューナドングル+パソコンで広帯域受信機になります。この設定手順をまとめます。

ドライバやツールの設定にかなり癖があり、Windowsや1セグチューナドングルの種類によって動作しない場合があります。また、動作しない場合でも、いろいろインストールをしているうちに動作する場合もあり、動作条件の特定が難しいです。

ここで紹介する方法もうまくいかない場合がありますが、複数のWebで紹介されているので、自分の環境に合った設定方法を見つけてください。(“RTL-SDR”、”rtlsdr”で検索すると出てきます)

参考Web
osmocomSDR:
http://sdr.osmocom.org/trac/wiki/rtl-sdr


<機材>
OS:WIndowsXP home Edition SP3
1セグチューナドングル:DVB-T+DAB+FM
 海外通販サイト(Aliexpress)で購入。2/8注文。2/26到着
http://ja.aliexpress.com/item/DVB-T-DAB-FM-Radio-Tuner-Receiver-Mini-TV-Stick-Remote/556586150.html







注文から受け取りまでのまとめ:
http://suupen-use.blogspot.jp/search?updated-min=2013-01-01T00:00:00%2B09:00&updated-max=2014-01-01T00:00:00%2B09:00&max-results=1


<1セグチューナ(DVB-T+DAB+FM)のドライバインストール>

●ドライバインストールツール(zadig)のダウンロード
http://sourceforge.net/projects/libwdi/files/zadig/



Windows XP用とそれ以降用でツールが分離しています。ダウンロードするファイル名に”xp”があるか無いかで判断します。

Windows XP用:zadig_xp_v2.0.1.160.7z
WindowsXP以降用: Zadig_V2.0.1160.7z

●解凍ツールのダウンロード
ダウンロードするファイルは圧縮ファイルですが、”7zip”という形式の圧縮ファイルなので、解凍するツールもダウンロードします。
http://sevenzip.sourceforge.jp/






●ドライバのインストール
ダウンロードしたファイルを実行して、解凍ソフト(7ZIP)をインストールする。その上で、1セグチューナドライバインストールツールを解凍する。

1セグチューナドングルをUSBに接続します。そうすると“新しいハードウエアの検出ウイザード”が起動するので、“キャンセル”します。(2回表示される場合があります)



解凍したファイル(zadig_xp.exeあるいはzadig.exe)を実行します。
“Bulk-In,Interface(Interface0)”に対して、”WinUsb(v6.1.7600.16385)”を設定して”installDriver”ボタンを押押します。

補足:
“Bulk-In・・・”が表示されない場合は、menubar – Options – List All Devices”を選択して再表示させます。

“Bulk-In Interface(Interface1)”に対するドライバのインストールは不要ですが、PC起動の度に、ドライバインストールを催促されるので、2つのデバイスにドライバをインストールしておきます。




ドライバインストールが完了後のデバイスマネージャでの設定内容確認。





これで、ワンセグチューナドングルへのRTL-SDR用ドライバの設定は完了です。